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澱の中の二人 1-4

「出すぞ、伊織。しっかり顔で受け止めろ」

 俺の言葉を受け、伊織は熱く滾る男根から口唇を離す。
 そして、ねっとりと湿った肉茎を握り締め、ぐちゅぐちゅと音を立て扱きあげた。

 伊織の唾液が潤滑油となることで、柔らかな掌はさながら蜜に溢れた膣のように機能する。絡みつく指がしなり、精を搾り取るように力強く蠢く。べっとりと表面を覆う粘液が激しすぎる摩擦を和らげ、痛みや痒みの除かれた、純度の高い快感となって俺の肉塊を痺れさせるのだ。

 白い手が一度往復するたび、強すぎる快感とともに下腹部から熱いものがせり上がってくる。
 俺はあっけなく我慢の限界を迎えてしまった。

「ぐぅっ……!」

 小さく呻くと同時、熱い衝動が爆ぜた。
 赤黒い肉茎がビクン、ビクンと痙攣し、熱い子種が小刻みに吐き出されていく。勢い良く飛び散る生臭い白濁は、伊織の澄ました顔に容赦なく降り注ぎ、淫惨な模様を形作っていた。

 最後の一滴まで精を絞り尽くしてから、ようやく伊織は手を離す。吐き出された精液は全て伊織の顔と体が受け止めていた。額や眼鏡にゼリー状の塊がべっとりと付着し、重力に引かれ少しずつ垂れ落ちる。滴のいくつかはそのまま落下し、紺のブレザーに点々と染みを形作る。

 だが、勝手に拭うことは許されない。俺が許しを出すまで、伊織は生臭い白濁に汚されたまま、黙って耐えなければならないのだ。

(さて、今日はどうするか……)

 座り込む伊織を睥睨しながら俺は思案に暮れる。服や下着、ハンカチで拭わせるか、あるいは指で掬って舐めさせるか。ただ普通に拭わせるようなことはしない。恥辱に満ちた行為を強要し、彼女の気丈な心を徹底的に痛めつける。伊織を完全なる下僕に育て上げるため、俺は砂粒ほどの慈悲さえ与えるつもりはないのだった。

 しばし黙考の後、俺は一つの妙案に思い至る。

 何も拭うことに拘る必要はないのだ。顔を汚したまま、というのも悪くない趣向だろう。
 俺は黒い微笑を浮かべ、厳然と命じる。

「その精液、顔中に塗りたくってみろよ」

 頑なに守られていた無表情が、この日初めて嫌悪に揺れた。

テーマ : 官能小説
ジャンル : アダルト

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